
バターコーヒーダイエットという名前は聞いたことがあるという方はいるのではないでしょうか。テレビや雑誌などで紹介されたこともあり、徐々に知名度は上がっているダイエット方です。
バターコーヒーダイエットはアメリカが発祥で、アメリカのセレブの間から始まったダイエットです。「セレブがやっているということは、私たちには敷居が高いかな?」なんて思ってしまいがちですが、やり方は簡単で誰にでもすぐにできます。
しかし、正しい方法で実施しないと逆効果になる場合もあります。せっかくやってみたのに逆に太ってしまうなんてことは避けたいですよね。今回はバターコーヒーダイエットの注意点について説明させていただきます。
1.バターコーヒーダイエットについて
バターコーヒーダイエットはアメリカが発祥で、名前の通りバターをコーヒーに入れて飲むだけという簡単なダイエット方法です。アメリカでは大ブームとなったダイエット法です。
バターコーヒーダイエットは起業家でシリコンバレー健康研究所の理事長で「The Bulletproof Diet(ザ・バレットプルーフ・ダイエット)」の著書を持つデイブ・アスプレー氏が紹介し、日本でも知られるようになりました。
Bulletproof(バレットプルーフ)という単語の意味に”批判の余地のない・完璧な”という意味があります。そのため、バターコーヒーダイエットは「完全無欠コーヒー」とも言われたりします。
著者であるデイブ・アスプレー氏は、このバターコーヒーダイエットで150kgあった体重を100kg以下にまで落とすことができ、その効果の高さが話題になっています。
2.バターコーヒーダイエットの正しいやり方

バターコーヒーダイエットは正しく実践することができれば高いダイエット効果があると医学的にも言われています。しかし、バターコーヒーダイエットをやっている方で正しい方法で実践できている人は意外と少ないようで、せっかくのダイエット効果が半減してしまっています。
バターコーヒーダイエットのやり方は「朝食にバターコーヒーを飲む」ただこれだけです。バターコーヒーは置き換えダイエットなので、朝食の替わりにバターコーヒーを2杯飲むだけです。コーヒーを飲んだだけでは午前中お腹が空いてしまうと思ってしまうと思いますが、バターコーヒーを飲むことで空腹になることを防ぐことができます。
これがバターコーヒーダイエットのやり方ですが、実はこの方法は効果的な方法という観点からみると正しくありません。その理由は食事の時間をする時間に注意をしていないことです。
バターコーヒーダイエットをする上で重要なことの一つとして食事をする時間があります。効果的なのは、夕食後16~18時間後までは食事せず、その代わりにバターコーヒーを飲むという方法です。
例えば18時に夕食を食べた場合、最低でも16時間後の翌日の10時までは食事をしないようにするのが効果的です。バターコーヒーは食事としてカウントされないので安心して飲むことができます。
3.バターコーヒーダイエットをする際の注意点
バターコーヒーダイエットはバターをコーヒーに入れて飲むだけの簡単なダイエット法です。しかし、やり方を間違えると逆に太ってしまう可能性があります。そうならないためにバターコーヒーダイエットをする際の注意点を紹介したいと思います。
①使用するバターはグラスフェッドバター

バターコーヒーダイエットで使用するバターはどのバターでもよいというわけではありません。通常スーパーなどで売っているバターは塩分が多く毎日飲むには適していません。
バターコーヒーダイエットでは「グラスフェッドバター」を使用してください。通常のバターより良質な脂質を持つとされています。
「グラスフェッドバター」は牧草のみで育った牛から作る牛乳で、通常のバターと比較して塩分量が低く、中性脂肪やコレステロールの排出効果がある不飽和脂肪酸が多く含まれています。
②人によってバターコーヒーダイエットは合う合わないがある

バターコーヒーダイエットは朝食をバターコーヒーにするだけといった簡単な方法ですが、1日に何食も食べる人、肥満体系である人には合わない可能性があります。
バターコーヒーを飲むことにより、満足感を感じるホルモンである「レプチン」が働くのですが、この「レプチン」の働きが少なく、食用減退の効果が少ない人には合いません。
合う合わないは実際に飲んでみないとわからないことですので、試しに何日かバターコーヒーを飲んでみて、食欲が自然と出なくなるかどうか確認して下さい。
③バターコーヒーにはMCTオイルを入れる

通常体重が減っても食べ物への飢餓感は太った状態の時のままです。ですのでダイエットでリバウンドをするのは当然です。しかしMTCオイルを摂ると、中鎖脂肪酸がホルモンを痩せた体重に合わせて飢餓感を調整してくれます。
MTCオイルのかわりにココナッツオイルを入れてもいいですが、ココナッツオイルが中鎖脂肪酸油が60%であるのに対し、MTCオイルは中鎖脂肪酸油が100%です。中鎖脂肪酸油は消化・吸収が早く、体脂肪になりにくくなる食用油のことです。ですので、よりダイエットに適しているのはMTCオイルです。
④摂取カロリーに注意

ダイエットをする上で注意する点は摂取カロリーです。摂取カロリーが消費カロリーを上回ればどのダイエットをしても痩せることはありません。
バターコーヒーダイエットをしているからといって、昼食や夕食に食べすぎたり、おやつを食べすぎたりし、カロリー過多や糖質過多になれば逆に太ってしまいます。
⑤バターコーヒーはしっかりと混ぜる
バターコーヒー作りで意外と実践されていないのが「しっかりと混ぜる」ということです。コーヒーにバターを浮かせてスプーンでかき混ぜるだけというのをよく見かけます。
よくかき混ぜないと美味しくもなく、効果も薄くなってしまいます。せっかくのグラスフェッドバターを使っていても、そのまま胃に入っては効果がないということがわかっています。しっかり撹拌するための器具は準備するようにしましょう。
4.バターコーヒーを飲んで気持ち悪くなる場合の対処法

バターコーヒーを飲むと気持ち悪くなるという方がいらっしゃるようです。バターコーヒーを飲んで気持ち悪くなってしまう場合の対処法について紹介させていただきます。
①バタコーヒーをよく混ぜる
バターコーヒーを飲んで気持ち悪くなる方は、バターとMTCオイルをしっかり混ぜていない場合がよくあります。バターをスプーンで混ぜただけだと、どうしても脂っぽさが残ってしまいい、気持悪くなる原因になります。
しかし、しっかり撹拌したバターコーヒーは油っぽさもなく、バターのやさしい味のおかげでまろやかに、飲みやすくなっています。砂糖が入っていないのにほんのり甘く、ブラックコーヒーが苦手ない人でも飲むことができると思います。
②分量を自分用に調節する
しっかりと撹拌したのにバターコーヒーを飲んで気持悪くなったという場合は分量をチェックしてみましょう。バターコーヒーダイエットは外国人の体格に合わせたレシピになっているので、小柄な日本人にとっては合わない可能性があります。
また、バターコーヒーはバターを入れてのもので、普段脂質をあまり摂らない人だと気持ち悪くなる可能性があります。そんな方は最初のうちは様子を見ながら分量を調整してみましょう。MCTオイルも慣れないとお腹が緩くなるのでこちらも調整が必要になる場合があります。
5.まとめ
バターコーヒーダイエットはバターをコーヒーに入れ、朝食の替わりにバターコーヒーを飲むだけで誰でも簡単にできるダイエットです。しかし、正しいやり方で実践しないと効果が半減してしまう可能性があります。せっかっくの効果が半減してしまうのはもったいないですよね。
バターコーヒーダイエットを実践する場合は食事の時間には気を付け、気持悪くなることがないようよく混ぜてから飲むようにしましょう。毎朝の飲み物をバターコーヒーに替え、手軽にダイエットをしてみてはいかがでしょう。