コーヒーは苦手だけれどコーヒー牛乳は甘くて飲みやすくて毎日飲んでいるという方もいらっしゃると思います。私も子供の時はコーヒー牛乳が大好きで毎日飲んでいました。
そんなコーヒー牛乳ですが、カフェインが含まれているってご存知でしたか。コーヒー牛乳は子供も飲む飲み物なんでカフェインは含まれていないと思われがちです。
でも、カフェインはちゃんと入っているんで。今回はコーヒー牛乳のカフェイン量について説明したいと思います。
コーヒー牛乳の歴史
日本初のコーヒー牛乳は神奈川県平塚市にある守山乳業が開発し、1923年(大正12年)4月20日に東海道本線国府津駅の駅弁店である東華軒売店で販売したのが日本で最初のコーヒー牛乳です。
国府津駅で販売をした当初のコーヒー牛乳の価格は20銭(約300円)と今と比べると高価な飲み物でしたが大ヒットし、飛ぶように売れたそうです。その後評判を呼び全国の駅に並べられるようになったそうです。
コーヒー牛乳の名称について

昔はラベルに「コーヒー牛乳」という名称が使われていましたが現在では使われていません。
意外と気づかなかったという方も多いのではないでしょうか。実は2003年から表記がされなくなりました。
飲用乳の表示に関する公正競争規約によって、生乳100%のものしか「牛乳」と表記してはいけないことになり、コーヒー牛乳という名称はなくなりました。
ちなみにコーヒー牛乳とカフェオレの違いって知っていますか?コーヒー牛乳もカフェオレもコーヒーに牛乳を入れるという点では共通しています。しかし、名前が違うのは何故なんでしょう。
この違いは、ちょっとしたものなんです。牛乳にコーヒーを加えたらコーヒー牛乳で、コーヒーに牛乳を加えるとカフェオレになります。牛乳が主役か、コーヒーが主役かの違いになります。
カフェオレはコーヒーと牛乳の割合が1対1とされていますが、コーヒー牛乳の場合は決められていません。牛乳が主役なので牛乳の割合の方が多くなるので、まろやかで飲みやすくなっています。
コーヒー牛乳のカフェイン量

コーヒーには100mlあたり約60㎎のカフェインが含まれています。それに対し、市販のコーヒー牛乳に含まれるカフェインの量は100mlあたり10㎎程度です。
コーヒーよりは少ないですがコーヒー牛乳にもカフェインは含まれているようです。ただ、カフェインの量は商品によって異なるようです。
ですので、各メーカーのコーヒー牛乳に含まれるカフェイン量について紹介させていただきます。
ちなみにコーヒー牛乳といえばどこのメーカーの牛乳を想像されますか?各ご家庭によっても飲んでいるメーカーは違っていると思います。
今回は数ある商品の中でも、私たちの身近にあるメーカーのカフェイン量について紹介させていただきます。
- 雪印「コーヒー」
カフェイン量は100mlあたり5㎎
- グリコ「マイルドカフェオレ」
カフェイン量は100mlあたり27㎎
- 森永「昔ながらの森永珈琲」
カフェイン量は100mlあたり8㎎
メーカーによって含まれているカフェイン量が異なることがわかると思います。コーヒーに含まれているカフェイン量が100mlあたり60㎎なので比較すると少ないですが、コーヒー牛乳にもカフェインは含まれています。
1日に摂取してもよいカフェイン量は400㎎
欧州食品安全機関(EFSA)が2015年にカフェインについてリスク評価を行っています。大人では、カフェイン摂取量が3㎎/㎏体重であれば急性毒性の心配はないとしています。
例えば、体重が60㎏の大人の場合、1回あたり180㎎のカフェイン摂取であれば健康リスクは増加しないとしています。
また、1日のカフェイン摂取量については、妊婦を除く大人では1日あたり400㎎までであれば健康リスクは増加しないとしています。
コーヒー牛乳に含まれるカフェイン量はコーヒーと比較すると少量ですが、コーヒー以外の飲み物にもカフェインは含まれており、飲みすぎには注意する必要があります。
まとめ
コーヒー牛乳は子供でも飲める美味しい飲み物です。しかし、コーヒー牛乳にはカフェインが含まれており、カフェインが苦手な人にとっては悪い影響を与えてしまう可能性があります。
とはいえ、カフェインの量は少量ですので過度に心配する必要はありません。毎日のカフェイン量の目安を超えないよう、コーヒーやコーヒー牛乳を美味しく飲むようにしましょう。