コーヒーが好きで毎日飲んでいる方は多いかと思います。朝目が覚めて今日も一日頑張ろうという気分になりますよね。
ただ、今回紹介したいのはコーヒーゼリーについてです。コーヒーが好きな人がコーヒーゼリーが好きというわけではないようです。
逆にコーヒーが苦手でもコーヒーゼリーは好きという方もいらっしゃるようです。あの適度な苦みがやみつきだという方もいるんではないでしょうか。
でも、意外と知られていないかもしれませんが、コーヒーゼリーにはカフェインが含まれているんです。
カフェインを摂らないようにしていたという方は要注意です。今回はコーヒーゼリーに含まれるカフェインについて説明したいと思います。
コーヒーゼリーの歴史

コーヒーゼリーの歴史というのは意外と古く、イギリスで1817年に出版された料理本にレシピが紹介されてたのが始まりとされています。
200年も前からコーヒーゼリーは食べられていたようです。その後アメリカでも1896年にレシピが掲載されました。
日本でコーヒーゼリーのレシピが初めて紹介されたのは、1914年4月3日付の読売新聞の家庭欄です。アメリカの大学で家政学を学んだ小此木武子さんがレシピを紹介しました。
日本で最初にコーヒーゼリーの販売を行ったのは「ミカドコーヒー」の創業者です。「ミカドコーヒー」は軽井沢で営業していた喫茶店で、コーヒーゼリーは1963年に「食べるコーヒー」として販売され大ヒットしました。
コーヒーゼリーは日本ではコンビニなどでも売っており、手軽に買うことができます。また、カフェや喫茶店でも定番商品となっています。しかし、海外ではコーヒーゼリーはあまり売られてないんです。
コーヒーゼリーにはどのくらいカフェインが入っている?

コーヒーゼリーは手軽に食べれるデザートなので、カフェインは入っていないと思われがちですが、コーヒーと同じくらい含まれています。
コーヒーゼリーというのはコーヒーをゼラチンで固めて作られています。ですので、カフェインが含まれています。
飲み物 | カフェイン量(100mlあたり) |
コーヒー | 約60mg |
玉露 | 約150mg |
紅茶 | 約30mg |
エナジードリンク | 約70mg |
煎茶、ウーロン茶 | 約20mg |
ココア | 約30mg |
コーヒーに含まれるカフェイン量は100mlあたり約60㎎です。コーヒーゼリーの材料はコーヒーですので、カフェインはコーヒーと同程度含まれていることになります。
カフェインを摂取しないようにコーヒーは飲まないようにしていたけれど、コーヒーゼリーは食べているという方は要注意です。
ちなみに、1日に摂取しても大丈夫とされているカフェイン量はWHO(世界保健機関)によると300㎎とされています。
ですので、1日1個食べるくらいであれば問題ありませんが、1日に数個食べている場合は食べる量を減らした方がいいかもしれません。
上記の通りカフェインというのは多くの飲み物に含まれていますし、薬にも含まれていることがあります。毎日の総摂取量には気を付けましょう。
妊娠中の方やお子様は要注意

現在妊娠中でカフェインの摂取を控えているなんて方はコーヒーゼリーを食べる場合は気をつける必要があります。
コーヒーゼリーにもコーヒーと同じくらいカフェインが含まれています。コーヒーゼリーはコーヒーをゼラチンで固めたものです。
ですので、カフェインが入っているのは当たり前なんです。お菓子だからといって妊娠中の方でも小さな子供でも安心とは考えてはいけないようです。
妊娠中の方や授乳中の方の摂取しても大丈夫なカフェインの量は1日200㎎とされています。
ただ、お腹の中の赤ちゃんや小さなお子さんへの影響を考えたら心配ですよね。ですので、もし食べるならカフェインレスコーヒーで作ったコーヒーゼリーがオススメです。
カフェインレスコーヒーゼリーの作り方を紹介

コーヒーゼリーの作り方ですが、すごく簡単なんです。濃いめに淹れたコーヒーにゼラチンと砂糖を混ぜるだけです。
もし妊娠中の方や授乳中の方、小さなお子さんが口にするような場合はカフェインレスコーヒーで作るのがオススメです。カフェインレスコーヒー作るコーヒーゼリーの作り方を紹介します。
材料(4~6個分)
- カフェインレスコーヒー 350ml
- 水 50ml
- ゼラチン 5g
- 砂糖 大さじ3杯
作り方
- カフェインレスコーヒーの中に砂糖を入れて温める
- 温めたカフェインレスコーヒーの中に水でふやかしたゼラチンを入れて混ぜ、すぐに火は止める
- 器に注いで冷やす
材料も少なく自宅でも簡単にできてしまいそうですよね。私も食後のデザートとして冷蔵庫に作り置きをしてあったりします。
お手軽においしく作れますのでぜひ一度試してみて下さい。カフェインレスコーヒーを使っているので、安心して飲むことができますよ。
まとめ
コーヒーゼリーはコーヒーをゼラチンで固めるだけという簡単な方法で作ることができます。
材料がコーヒーとゼラチンなので健康面で心配する必要はありませんが、カフェインの摂取量には気を付ける必要があります。
カフェインは摂取し過ぎると体に悪影響を及ぼす可能性があります。コーヒー以外にもカフェインは含まれているので、カフェインの摂り過ぎには注意し、コーヒーゼリーをおいしく食べましょう。