
コーヒーはどこでも手軽に買うことができ、毎日飲んでいるという方も多いのではないでしょうか。
今はドリップコーヒーをコンビニでも安く手軽に購入することができるので、家でコーヒーを入れる人も減っているようです。
しかし、家でコーヒーを飲む人は減っていても、インスタントコーヒーを家で入れている人もまだまだ多くいます。
コーヒーには賞味期限があるのですが、商品によってははっきり記載していない場合があります。
コーヒーは購入してからどのくらいの間飲むことができるのか、今回はそのことについて説明したいと思います。
消費期限と賞味期限の違いについて
普段何気なく使っている「消費期限」と「賞味期限」という言葉ですが、その意味についてきちんと理解できていますか。
農林水産省のHPによると、この2つの言葉は明確に区別されています。意外と知らない方も多いようですのでこれを機に知っておきましょう。
- 消費期限:安全に食べられる期限。生モノなど5日程度で傷んでしまう食品に表示
- 賞味期限:おいしく食べられる期限。期限を過ぎても異常がなければ食べられる
ちなみにコーヒーは消費期限の対象ではなく、賞味期限の対象となります。ですので、飲んでみて異常がなければ問題ないようです。
ただ、コーヒーは時間が経つと鮮度が落ちてしまいます。コーヒーはもともとは生鮮食品です。
なので、新鮮なコーヒーほど美味しく飲むことができます。逆に鮮度が落ちてしまうと味がどうしても落ちてしまいます。
コーヒー豆を長期保存する時は冷蔵庫や冷凍庫で保管するのがいいとされています。美味しく飲みたいのであればなるべく早く飲むようにしましょう。
コーヒーの賞味期限はコーヒーの状態によって異なる
コーヒーの賞味期限はコーヒーがどのような状態かによって異なります。コーヒー豆の状態、コーヒー粉の状態、インスタントコーヒーの状態などあります。各状態がどのくらい長持ちするかについて説明したいと思います。
コーヒー豆
コーヒー豆の賞味期限は各メーカーによって期間に幅があります。あるメーカーでコーヒー豆の消費期限が1ヶ月となっていても、他のメーカーでは1年だとされている場合もあります。
そのメーカーがおいしく飲める期間と判断したものなので、その期間にはバラつきがどうしても出てしまうのです。
あくまで目安としては、未開封であれば1年程度、開封後は1ヶ月~3か月くらいまでには飲むといいと思います。
コーヒー粉
コーヒー粉はコーヒー豆を挽いた後の状態のことを指します。コーヒー粉はコーヒー豆より空気に触れる面積が多く、酸化して劣化しやすくなります。
コーヒー粉も未開封であれば1年くらい大丈夫ですが、開封後は2週間~1ヶ月くらいの間に飲むのがおすすめです。
インスタントコーヒー
インスタントコーヒーの賞味期限はコーヒー豆より長くなっています。未開封の場合は3年くらい、袋から開封後は1ヶ月くらいの間に飲むのがおすすめです。
賞味期限切れのコーヒーを飲むときの注意点
コーヒー豆は焙煎してあるので水分はほとんどなく、時間が経っても腐りません。しかし、コーヒーには油分が含まれていて、時間が経過すると酸化してしまいます。
酸化したコーヒーを飲むと人によっては下痢などの症状を引き起こすことがあるので注意する必要があります。
まとめ
コーヒーは水分がほとんどなく、腐りにくいので未開封であれば長期間保存しておいても問題はありません。
しかし、開封後はどうしても空気に触れて酸化してしまいます。開封したコーヒーは早めに飲むようにしましょう。