
日本でコーヒーはどこでも手軽に飲むことができる飲み物となっています。仕事の休憩中や家庭で飲むという方も多いと思います。
今ではお湯を入れるだけで手軽に美味しいコーヒーを飲むことができます。自分の好みの味を選んで毎日飲んでいるなんて方もいるんじゃないでしょうか?
しかし、手軽に飲んでいるコーヒーですが「スティックコーヒーを飲みすぎると体に悪いかもしれない」ということをご存知でしょうか。今回はスティックコーヒーについて説明したいと思います。
スティックコーヒーの利用者は増加している
インスタントコーヒーといえば瓶に入ったものを想像する方も多いと思います。少し前までは瓶に入ったインスタントコーヒーを利用している人がほとんどでした。
しかし、今ではスティックコーヒーを利用している人がどんどん増えてきています。1世帯あたりの人数が減り、世帯の中で個食化が進んでいることや嗜好の多様化が大容量瓶のインスタントコーヒーの消費が減っている理由だと言われています。
スティックコーヒーは2002年に発売され、その後毎年利用者数は増加しています。
AGF(味の素ゼネラルフーズ)の売上は2010年には100億円、2015年には300億円まで増加しています。
スティックコーヒーに含まれる成分

スティックコーヒーは一本あたり20円程度で購入することができ、安く美味しいコーヒーを楽しむことができます。
しかし、その原材料についてはあまり知られていません。メーカーによって多少原材料は変わってきますが、下記の原材料が含まれています。
- コーンシロップ
- 植物油脂
- ガゼイン
- 脱脂粉乳
- 食塩
- pH調整剤
- 乳化剤
- 甘味料(アセスルファムK、スクラロースなど)
- 香料
これらの材料はほとんどが植物性油脂や添加物ばかりであり、健康に問題がないとは言えないかと思います。
原材料の一つであるコーンシロップはその名前の通りトウモロコシを原料に作られた甘味料です。
トウモロコシが原料なので体に良さそうですが、コーンシロップは大量に摂取すると脂肪に変わりやすい性質を持っています。また、糖尿病の原因となることもわかってきています。
その理由は、コーンシロップから生成される「フルクトース」を摂りすぎると、インスリンが正常に働かなくなってしまうからです。
その結果、糖質の代謝が追い付かなくなり血糖値が上昇し、非常に下がりづらくなってしまい、日常的に高血糖の状態が続き、糖尿病を引き起こしてしまいます。
ちなみに「フルクトース」というのはコーンシロップやその他の人工甘味料、砂糖が体の中で分解され変化したもののことを言います。
スティックコーヒーに人工甘味料を入れる理由
人工甘味料をスティックコーヒーに入れる理由は、甘みと香りを同時に出すことができるからです。また、カロリーが低いことも人工甘味料が使われる理由です。カロリーオフと書いてあっても甘いと感じるのであれば人工甘味料が使われているはずです。
最近は健康志向によりカロリーゼロやカロリーオフの飲み物が増えてきていますが、実は多くの飲み物に人工甘味料が使われています。カロリーが低くても体に悪い影響を及ぼすのであれば本末転倒ですよね。一度注意して見てみましょう。
全てのスティックコーヒーに含まれているわけではない
スティックコーヒーには様々な甘味料や添加物が含まれているということを書きましたが、全てのスティックコーヒーに入っているわけではありません。
入っているのは名称が「クリーミングパウダー」「コーヒーミックス」などの名前の商品です。
名称が「インスタントコーヒー」「有機インスタントコーヒー」などと書いてあるコーヒーはコーヒー豆がしっかり入っており、コーヒー本来の味を楽しむことができます。
一度原材料を注意してみてみましょう。今まで何気なく飲んでいたものも、意外といろんな物が入っているということがわかると思いますよ。
まとめ
スティックコーヒーは安くて手軽に楽しむことができる商品です。しかし、原材料には様々な添加物や人工甘味料が使われています。
大人であれば影響は少ないかもしれませんが、小さなお子さんなどにとっては影響は大人よりも大きくなります。心配な方は原材料を確認してから購入するようにしましょう。