
男性からしたら「薄毛」というのは生涯の敵です。世の男性は薄毛にならないかどうか、戦々恐々としているかと思います。そんな時、友人からコーヒーを飲むと薄毛になるという話を聞きました。コーヒーを飲むと薄毛になるのでしょうか。
1.コーヒーと薄毛の因果関係はない
結論としては、コーヒーを飲むことで薄毛になることはないようです。科学的にもコーヒーを飲むことで薄毛になることは証明されていません。
それではなぜコーヒーを飲むと薄毛になるという噂が広まっているのでしょうか。何かしら理由があるかと思います。どういった理由からなのでしょうか。
2.コーヒーを飲むと薄毛になると言われる理由
①コーヒーで睡眠不足になり薄毛になる
コーヒーに含まれるカフェインには覚醒作用があります。寝る前にコーヒーを飲むと寝付きが悪くなったりします。また、体は眠っていても脳は眠っておらず浅い睡眠となっている可能性があります。
睡眠不足となると成長ホルモンの分泌が少なくなります。成長ホルモンが十分に分泌されている場合、毛を増やす元の毛母細胞が活性化して発毛を促します。逆に成長ホルモンの分泌が少なくなると毛母細胞の活動が弱くなり、ヘアサイクルが短くなることが薄毛に繋がります。
②コーヒーが亜鉛の吸収を妨げる
コーヒーに含まれるカフェインには亜鉛という物質を体内で吸収するのを妨げる作用があります。亜鉛には髪の主成分である「ケラチン」を生成する働きがあるのですが、亜鉛が体内に吸収されないと健康な髪の毛の生成に影響が出ます。
3.まとめ
コーヒーを飲むと薄毛になるのではないかという理由について挙げることはできましたが、はっきりとした根拠があるわけではありません。また、科学的に証明もされているわけではありませんので、必要以上に心配する必要もありません。
しかし、コーヒーを飲みすぎると睡眠不足になり、健康を害する可能性などもありますので、飲みすぎには注意する必要はありそうです。