
コーヒーを飲むとニキビができるって聞いたことがありますか?コーヒーに含まれるカフェインがニキビの原因となるといわれています。実際のところどうなのでしょうか。ニキビとコーヒーの因果関係について説明したいと思います。
1.コーヒーとニキビの関係
①カフェインの利尿作用によるビタミン不足が原因
コーヒーに含まれているカフェインには体内のビタミンを排出してしまうという性質があります。ビタミンBやビタミンCなどがカフェインによって排出されてしまうことで、皮脂が多く分泌される可能性が高くなります。
ビタミンBには「脂質代謝作用」というものがあり、これはニキビの原因となる皮脂の分泌量をコントロールしてくれる働きをしてくれるものです。次にビタミンCにはコラーゲンの生成を促す働きがあり、これが不足すると肌の代謝が悪くなり、新しい肌に生まれ変わることができなくなります。
カフェインに含まれる利尿作用によりビタミンを尿とともに排出してしまうことでニキビの原因となってしまいます。
②カフェインによる生活習慣の乱れが原因

カフェインは本来は脳を刺激し、リラックス効果を生み出します。しかし、カフェインを摂取し過ぎると今度は逆にイライラしたり、疲れやすくなったりします。また、就寝前にカフェインを摂取することで睡眠の質が低下し、不眠症などの弊害を引き起こすこともあります。
このようなカフェインの過剰摂取が生活習慣の乱れを引き起こし、直接的ではなく間接的にニキビの原因となっていることもあります。
③コーヒーフレッシュもニキビの原因

コーヒーフレッシュはコーヒーなどに加えるポーションクリームのことです。小型カップに入ったもので、食品分類上の区分は「植物性油脂食品」とされています。単にフレッシュともいわれることがあります。
このフレッシュですが生クリームと混同されがちですが、市販されている商品のほとんどは植物性脂肪が原料となっています。植物性油脂と水に乳化剤を加えクリーム状にされ作られています。
このフレッシュには添加物が含まれており、人工的に作られた「トランス脂肪酸」という添加物が人体に悪影響を及ぼしてしまいます。脂肪分の摂取が皮脂の過剰分泌に繋がってしまい、ニキビを作り出してしまいます。
2.ニキビができないようにコーヒーを飲む方法

①カフェインレスコーヒーを飲む
ニキビ対策としてオススメなのがカフェインレスコーヒーやデカフェです。これらのコーヒーにはカフェインが取り除かれており、利尿作用によりビタミンが体外に排出されてしまうという心配が減少されます。
②ミルクを入れる人は替りに豆乳を入れる
コーヒーの苦みが苦手でミルクやフレッシュを入れるという方も多いと思いますが、ミルクやフレッシュには脂肪分が含まれており、ニキビの原因となってしまいます。
その点、豆乳は脂質が少なく、さらに大豆イソフラボンが含まれています。大豆イソフラボンはニキビの原因と言われている「男性ホルモン」の働きを抑えてくれる効果があり、ニキビ対策となります。
3.まとめ
コーヒーにはニキビの原因となるカフェインが含まれていますが、カフェインが含まれているのはコーヒーだけではありません。過剰摂取しなければ特に心配する必要はありません。
しかし、それでも気になる方はいつも飲んでいるコーヒーをデカフェやカフェインレスコーヒーに変えてみたり、ミルクを豆乳に替えてみるなどしてみましょう。