
コーヒーを飲むと頭がスッキリし、眠気が覚める、短期的な集中力も向上します。仕事や勉強に集中したいときなどにも効果があると飲む方も多いと思います。
そんなコーヒーですが、風邪の時に飲むと効果があるということをご存知でしょうか。風邪とコーヒーは関連性がないように思えますがどうなのでしょうか。今回は風邪とコーヒーについて説明したいと思います。
1.コーヒーの利尿作用で解熱効果がある
コーヒーにはカフェインの利尿作用でトイレに行く回数が増えます。トイレに行くことで体内の不要な成分や細菌などを体外へ排出することができます。
風邪を引いたとき、体内にウイルスが増殖しているので体外に排出する必要があります。ウイルスを排出するのに汗と尿がありますが、一番効率が良いとされているのが尿から体外へ排出する方法です。
体内で増殖したウイルスを撃退するために体は準備を始めます。それが高熱の症状として現れます。ウイルスが体外に尿として出れば、熱は下がるので、コーヒーは解熱の作用があるということになります。
2.風邪の頭痛にはコーヒーが効果的

風邪を引くと頭痛が発生する人もいるかと思います。これは風邪により脳の血管が拡張して筋肉を圧迫するために発生することが多くあります。逆にコーヒーには交感神経を刺激して血管を収縮させる機能があります。
その血管の収縮させる機能が血管の大きさを元に戻してくれ、頭痛を軽減することができます。二日酔いの時にコーヒーを飲むと治るのも同様の理由からです。
3.風邪の時に気を付けること
コーヒーは風邪に対して一定の効果がありますが、注意しなければならないことがあります。それは風邪薬と併用しないことです。風邪薬には元々カフェインが含まれている場合が多く、コーヒーと併用するとカフェインを一度に大量に摂取してしまう可能性があります。
カフェインを適量摂取するのであれば問題ないのですが、過剰摂取すると胃を荒らすなどの問題も引き起こす可能性があります。また、薬の種類によっては副作用を増強させてしまう恐れもあるので、風邪薬との併用はやめましょう。
4.まとめ
風邪を引いたときにコーヒーを飲むと利尿作用やカフェインの血管の収縮作用により風邪の症状を改善してくれる効果があります。しかし、飲み方を間違えると逆効果になることもあります。飲み方には注意し、コーヒーを飲むようにしましょう。